トマトに何かけとるほ? 砂糖かけとるほ! おいしいけ〜食べてみりー

地域にトマト農家が多く、トマトをいただける機会が多かったです。
しかも、もぎたてトマトは新鮮で、みずみずしくて甘い!!
延々に食べ続けられました。
そして、切った生トマトに砂糖をかけて食べると、また格別に美味しかったです。
祖父母に教えてもらった食べ方なのですが、
懐かしい私の味です。



【 山口弁豆知識⑤ 】
マンガの1・2コマ目でのセリフ
「トマトに何かけとる?」
「砂糖かけとる
標準語でいうと
「トマトに何かけてるの?」
「砂糖かけてる」
のような意味です。
標準語でいう所の「◯◯なの」「◯◯だよ」などの終助詞的な役割で使います。
また、1コマ目のように疑問系の場合、語尾のイントネーションをあげます。

ちなみに「〜ほ」は「〜そ」にそのまま置き換えて使えます。
ウチの大好物はトマトなそ!

「ウチの大好物はトマトな!」
「ウチの大好物はトマトな!」
どちらも、使います。
「ほ」派か「そ」派かは県内のエリアによって違うようです。
私は「ほ」派でした。
しかし、父は「そ」7割「ほ」3割くらいで使い分けていたような気がします。
同じ家に住んでいても、使い方は様々ですが、「ほ」も「そ」も意味は一緒です。

ちなみに、この「ほ」「そ」は「ちゃ」と複合して使うことが多々あります。
「ちゃ」については、こちらの記事からご確認ください。
【給水ポイント〜山口弁活用編「ちゃ」〜】

「ウチの大好物はトマトなほっちゃ!」
「ウチの大好物はトマトなそっちゃ!」
大好きさ加減をより強調したい場合に「ちゃ」をつけます。


<マンガ3コマ目>
「おいしいけ〜食べてみりー
標準語だと
「おいしいから食べてみて」
などの意味として使います。
「みりー」「みて・みろ」などの軽い命令・指示のニュアンスで用います。
しかし、この「みりー」を調べてみると、主に福岡弁や九州弁で使われているようです。
お隣の県なので、方言も混ざっているのかな。
ちなみに、山口弁だとこういう場合は
「おいしいから食べてみんさい」と使います。
私は「〜んさい」はあまり使わず、「みりー」を使っていました。





sonminsoul-category-yamaguchi

まだまだあるよ!山口県の方言、ご当地ネタ\(^O^)/